障害者グループホームの暮らしについて思うこと

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僕自身、精神手帳を保有する障害者という立場ですが、実際「自閉症スペクトラム」という診断を受けました。社会から逸脱してしまった立場で身体・知的・精神障害者のグループホームの暮らしついていろいろ語ろうと思います。

いつまでも親のすねをかじり続ける事ができるならいいが、裕福でもない家庭なので、働く必要が出てきます。しかし、医師に君は一般就労が難しいと診断され、福祉サービス事業を受ける事になりました。

その時に住む場所も必要になってきます。人間の基本的な原理に「衣 食 住」があります。これが欠けてしまう社会地域で暮らすのは困難です。

障害者手帳をお持ちであればグループホームというものを利用する事ができます。

グループホームのイメージがTVで見たそのものだけでしたので、正直分からない部分が多く、どうすればいいのかも分からない。

あるご縁で出会った。社会福祉士に一緒にグループホームを見学に行きました。

グループホーム見学、暮らしどういう感じ?

数件見た感じ、個人の主観で良し悪しが別れる印象でした。

基本的にグループホームは個別に部屋が分かれています。集団で暮らすというイメージはここで完全に払拭しました。建物は、会社の寮を改装した部屋や一戸建ての住宅やアパートをそのまま使用した完全にプライバシーが保たれている六畳~八畳の個室があり、同様な空間にトイレやお風呂が備えられていました。

障害を持った人たちが共同生活を営む事を前提にしているので、寮母さんのような人がいます。

身の回りのことを手助けしてくれる存在が必ずいるそうです。一緒に料理を作ったり、日常生活に困ったことを相談する人です。

運営している母体によって、定められている規則によって門限もあれば無いところもあります。友達をお部屋に招いてはいけないとか、21時を過ぎたら外出が禁止とか、ルールの違いがあります。

僕は特に気にしないけど、建物の外見が古いボロボロだったり、日当たりが良くないのか?カビの臭いがすごかった部屋もありました。後は周囲の環境で選ぶ事もお勧めします。僕は、うるさい音や、臭いニオイに敏感なので、静かな環境、雨が降って土や草のニオイが漂ってこない場所、選びに苦労しました。

一日ゴロゴロ過ごせればいいのですが、生活を営む場でもあります。基本的には、昼間は作業所に行ったり、デイケアに行ったり、一般就労に行ったりという活動をしなくてはいけないのです。人間らしい生活を営むための生活訓練施設という認識です。

日中にやるべきことを行ったら、夕食を作ったり、掃除、洗濯を行い。後は自由な時間を使い好きな事をやってます。食事について基本的には、世話人・利用者同士、お互いに協力しあい準備をしている事が多いです。休日や連休の時は、世話人がいないところも多く、その時は、自炊するなり、弁当を買って食べるようにしています。

将来的に働きたい気持ちが大事

当たり前ですが、運営の方針に従わないと入居できません。多くのグループホームが入居の条件として日中活動への参加を唱えています。

グループホームでの生活の目的は社会復帰の支援と位置付けられている事を考えると、前向きに地域社会の中で働き暮らしたい気持ちがなければ入居が難しいと思います。ただ住みたいだけでは、利用が難しいというワケです。

自立生活サービスは、人生のプランニングの訓練、家事&お金の管理、健康&身の回り、コミュニティリソース&レクリエーション活動へ参加など支援できることが多くあるようです。

自立した生活に向けて、日中の活動を行う自信がない。グループホームの規則やルールを無視はしないが、破るかもしれないという方は難しいと思われます。

僕は、小学校の時から登校と不登校を繰り返し、長期的なひきこもりになり、途中社会復帰をしたが、また社会に出れなくなった。その後、親戚のお家を転々して生き延びてきたが、始まりがあるように終わりが来ました。そろそろ社会にでなければらないと、若者総合相談センターに出向き、これからどうしたのかを相談しました。

話の中で地域若者サポートステーションを進められましたが、なかなか一歩を踏み出せない状況が続き、次の面談で病院を受診するように勧められ、医師の診断では自閉症スペクトラムの診断を受けました。その結果を受け障害者職業センターを紹介されます。そこでは3か月の間、職業評価、軽作業などをやりました。その後、障害者枠で就職する予定でしたが、正直、心身共に無理だと自己判断しなかなか思うように未来へ向けて前進できなかった。

しかし、働きたくないワケでもなく、一人暮らしもしたいという願望もあります。将来的には自分で生活の糧を得て暮らしていきたいし、徐々に社会復帰したいと何度も考えたこともあります。可能ならば、親類に頼りたくないし、路上生活もしたくない。

人が怖いとか、物事が上手くいくか分からないとか、気持ちは分かりますが、障害を乗り越えなければいけないのに障害を盾にしたり、現状を変えないという逃げの姿勢は良くないと思います。前向きに乗り越えていこうとするしかない。そう思わなければならなかったという気持ちの方が強かった。

傷つくのが怖いので、あまり人と接点を持たない生き方もできますが、その時の一人では何もできない状況ではただのわがままな思考回路にしかならない事を理解していました。

とりあえず、生活の基盤を整えて不格好でも自分を改善できる必要がありました。僕から言える事は、苦手な事を遠ざけていては進歩できない。何十年も逃げ続けていてきて、僕は何も成し遂げられない事を知っています。

僕は極端、言い訳して逃げないこと、自分に正直になる事、直観を大切にしています。

「ここなら大丈夫そうだな」居場所を探し、自分の心とじっくり向き合う。時間が許す限り考えましょう。

グループホームの月額利用料はいくら?

グループホームの利用時の値段は運営母体により決まっていたり、所得に応じて支払うお金に違いが出てきます。

■障害者の利用者負担

その名の通り、生活保護受給世帯の人が対象です。負担上限は月額0円。

年間の所得が低い市町村民税の課税世帯の人が対象です。負担上限は0円。

市町村民税課税世帯の人が対象になっており、所得割が16万円未満。注意する点は入所施設利用者が20歳以上、グループホーム利用者を除くとなっています。負担上限は月額9,300円。

項目事項に上記以外という事が記載されています。一定の所得がある人は負担上限37,200円となっています。

僕の場合は、低所得の区分になります。上記の金額+水光熱費、食費、雑費などが自己負担になります。グループホームでは基本的に食事を提供してくれる(自炊がメインのところもあります)ので、食事代は必須です。食事を提供してくれるところは、比較的に食費が安く済みます。

祝日や休日の日は、基本的に自炊になります。土日祝日や年末年始、お盆の時期はそのまま自室で過ごす人や、実家に一時的に戻る人もいます。

僕が見学で訪れたところの家賃はピンキリのお値段でした。安いところでは1万円~5万円という一般のアパートのお値段のところまでありました。しかし、上記の生活保護、低所得者の方は補足給付という補助があり、負担が軽減されます。

グループホームの住人はどのような日常生活を営んでいるのかというと、生活保護で暮らしている人や、障害基礎年金+作業所のお金で暮らしている人もいます。し、障害者枠で就職して一般企業で働いて暮らしている人もいます。

一般就労で短時間、働けたとしても結局暮らしていけないじゃないか!(給料安い)という問題が軽減されると思います。

お金が少ない、困るぐらいだと精神に与える影響は多大ですから、そこら辺を考えると有り難いと思えるような福祉サービスです。

自分だけの力ではどうにもならないならば福祉というプロの手を借りることも必要だと思う

僕は障害という言葉は好きではないのです。今の世の中で働くことが、生活を営むことが難い人々に向かって障害者という名前をつけているように思えます。

言葉をまったく発しない人も、何もできない人も補助する道具があれば、ある程度ひとりで仕事に取り組むことができる人もひとくくりされる思考にお気の毒と言いたい。

僕は知っている誰しもが悩みがあり、欠点があり、涙を流しながら生きている事を知っています。その人それぞれに合ったサポートを受けて障害者が「働く」ことを通じて社会とつながり、自立を目指す人がいる事を知っています。他人に迷惑をかけずに生活できるかたはひとりもいない。私は誰にも迷惑をかけずに生きている!そんな人がいたら、コンメント下さい。

どんな人でも、少しでも助けを借りて生きていければいいじゃん。

補助金が1万円出る。本当に困ったことがあればすぐに職員や世話人に対応してもらえる。有り難いとしか言えませんが、これから少しずつ地域社会とつながりたい。そのためにやれることをやり遂げて、出来ない事はサポートをお願いします。

世の中に出ていき、自分なりの生活をしていくこの精神スタイルで僕は生きています。他人と比較しなければ生き方が楽になりますし、助けを借りながらでも、暮らしを営む事が大切だとしみじみ感じています。

グループホームを利用するまでの道のり

急に今日からここに住めます!分かりましたというようにはならないので、お住いの地域の役所の保健福祉課や障害福祉課窓口に行く必要があります。

グループホーム、障害福祉サービスを利用するには必ず「受給者証」が必要になっています。この聞き慣れない「受給者証」には、障害程度区分やら、利用できるサービスの種別、支給量、利用者負担額等が記載されています。

障害福祉サービスを利用する際の手順に、障害福祉課窓口で利用希望の意思を伝え、グループホームや作業所を利用したいなど、面談で要望を言いそこから複雑な書面に障害福祉サービス利用の手続きを行い。どのようにして『サービス等利用計画書』を作っていくかなどを考えていきました。

ざっくりになりましたが、このように区役所で手続きをしたら受給者証が交付された後に、各障害福祉サービス提供事業所と契約し、障害者手帳とは違うものの、利用開始となると、それぞれの事業所の名称や利用量等を受給者証に記入するというかたちになります。

つまり、各々のライフプランとなる「サービス等利用計画書」を立てることが、将来的に明るく乗り越えていく土台作りになると考えています。

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